京都で鹿又広祐・きょうこの2人展を開催いたしました。
場所は京都の人ならば誰もが知っている一乗寺にある素敵な本屋さん恵文社。
連日沢山の方に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。
今回の2人の共作は日常の中で偶然起こった必然のやり取りによるものでした。
きょうこさんは適当なサイズにカットした紙に、お絵描き教室で残った絵の具を
塗っておきました。そして自分の仕事場の壁に貼っておきました。
するとふとした瞬間にそのカードがあるものに見えてきたそうです。
見えてきたままを描き、塗りつぶすを繰り返す中で完成したカードは
不思議な魅力を持つ絵になりました。見て見てと広祐さんの仕事場に見せに行きました。
広祐さんは絵を受け取ると、しばらく仕事場の壁に貼っておきました。
するとふとした瞬間にそのカードからことばが聞こえてきたそうです。
聞こえてきたままに耳を傾け、書き記す中で完成したことばには
不思議な面白さが詰まっていました。聞いて聞いてときょうこさんに伝えに行きました。
そんな夫婦の往復書簡。
家族や友人、お天気や学び、散歩やお仕事、日常で感じた沢山の当たり前が
不思議な蒸留方法で抽出され、皆さんに見てもらえて、それはそれは不思議な気持ちでした。
こんな夢のような展示がまたできるよう毎日をハッピーに過ごそうと思いました。
2024-06-04
個展「夢のような」
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