最も子どもに近いアーティストtententoです、こんにちは。
5月こどもの日をまたいだ3日間、ギャルリーワッツにて展示をさせていただきました。
アトリエtententoの子どもたちによる完全オリジナル作品、粘土での展示です。
愛する川崎淳与さんとの約束を詩野さんが、僕たちtententoへ大切に大切に
繋いでくださり実現となりました。
ひとつのターニングポイントになるべくしてこの時がきたなという実感のもと
夫婦ユニットから、娘を交えた家族ユニットへと移行する大切な機会となりました。
「ぴーすふる」と題したこの展示はまさにカケラをあつめる、幸せを拾う、愛の破片
といったエネルギーが立ち上がるのをつまみ上げて味わってもらうかたち。
手のひらに置いた時作品の重さが作者の体の大きさを感じさせたり
得体のしれないカタチ・色がじわじわと観察者と混ざり合い想像もしなかった
いきものを想起させたり。
スピードの早い東京において、そこは嘘のように流れの緩やかな空間となりました。
そしてtententoにおいて、今後の活動の指針が見える展示ができたと思っています。
さあ、つぎへ。
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<展示によせて>
僕たちは自立を目指しています。
ここでいう自立とは、誰にも迷惑をかけずひとりでなんでもできるようになる
という意味ではありません。
「今ほんとうにやりたいこと・やりたくないことは何?」と、
心の中に住むもうひとりの小さな自分に聞いて、それが分かったら
思いっ切りやること。もしくは思い切ってやらないこと。
誰かにお願いする、信じて頼ること。
それができるようになることこそが、自立であると感じています。
そしてそれはつまり、本当の自分100%で生きること。
子どものアトリエを始め、子育てが始まり
その中で見えてきたのは、今この時を本当の自分100%で生きる
子どもたちの姿でした。
あれ?僕たちは本当に教える側なのか?お手本は子どもたちの方じゃないのか?
それに気づいてからは、できるだけアトリエでは子どもたちに口出しせず
見守ることを大事にするようになりました。
そうすると子どもたちは、目の前にある紙や絵の具や粘土たちと自然に遊び始めます。
何か素晴らしい作品を作ろう、という意図もなく
無心に力みなく遊んでいる子どもたちの姿は惚れ惚れするほど美しい。
そしてその子どもたちが去った後、残されたのはたくさんの「カケラ」たち。
グニュっと握った手の形、そのままがあらわれた粘土
パレットの上の完璧な色の組み合わせ
紙コップの中で作った、エメラルドグリーンの海みたいな色水 などなど・・・
一見見過ごしてしまいそうなカケラの中に、その美しい瞬間が
閉じ込められていました。
ワッツの床に置かれたこのたくさんのカケラたち。
かがんで子どもの目線に降りてから、どうぞ摘んでまじまじと見て行ってください。
たとえば海で気に入った貝殻を拾うような気持ちで。
そうして見ていただいた方々に、かつて自分も子どもだったときのこと
本当の自分100%だったときのことを思い出していただけたらうれしいです。
tentento鹿又広祐・きょうこ
どこまでつづくのかなぁ???
「わたしも粘土もってるー」と、飛び入り参加。うれし~
あかるいほうへ。。。
こ、これは???
くものうえにかわいいわんも
本当に宝物ですね